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2010.07.26

「インセプション」インプレッション

 「インセプション」は完璧でも完全でもないが、ハリウッド映画の底力を感じるものだった。

 出来たらあと2回くらい見て自分の頭をぐちゃぐちゃにしたいそういう作品だった。

 竹熊健太郎のツイートにあったのだけど、まさしく「ドグラマグラ」のような話なのだ。いやいや自分自身は引用上でしか「ドグラマグラ」を知らないのだけれども。

 <http://twitter.com/kentaro666/status/19336658893
 <http://twitter.com/kentaro666/status/19336768432

 何が実で何が虚なのか、自分の今いる世界に保証と安心を感じなくなり、ものすごく不安がよぎる。もし、社会不安症のような煩いがあったら、引きずり込まれてしまいそうになると思う。

 自分自身が狂っていないという事に自身が無くなるのだ。

 浅く見れば浅く、深く読めば深くこの作品は答えてくれるはずだ。

 しかしこんな作品を興収記録を打ち立てた監督がエンターテーメントとして希代の人気俳優を主役に作ってしまうのだ。底力と言わずにいられない。

 狂った話に興味のある人にはお勧めだ。

 しかし、ディカプリオは「シャッターアイランド」に続き、こんなサイコものに出演するなんて本当に見くびっていたなぁ。

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