「ソルト」インプレッション
悪くはない映画だが、別にアンジェリーナ・ジョリーの映画でなくてもよく、またさかのぼってトム・クルーズの映画でなくても良いように思った。
突然投降してきた旧ロシアの潜伏スパイによって二重スパイ疑惑をもたらされたソルトはその場に拘束される。
実はもうこの直後の行動からソルトの正体は知れている。しかし同時にすでに二重スパイとして役に立たなくなっていることも。
この秘密の部分は実はあまり重要ではないのかも知れない。このヒキで劇場にいて貰えば大丈夫的な考えなのかも知れない。確かにノンストップアクションムービーでそれだけで楽しめる。このノンストップ感覚は「イーグルアイ」なんかを思い出す。
が例えばこんなところがイマイチに思えてしまう。
いかんせん線が細い。アンジェリーナ・ジョリーは自分を作り込むことの出来る女優だが、力業の格闘(得意だとソルトのプロフィールに書いてあるが、どう見ても相手の方が強そう。)や腰が揺れる走る姿に弱さを感じてしまうし、最後の変装もいかにもいかにも興ざめだ。
かといって男性で肉体派の役者だったら良かったのかというと、そうでもないんだよなぁ。
たった一人の愛する人を殺されて最後には潜伏する”ソ連”スパイを根絶やしにするまでと誓ってソルトは消えていくのだけど、続編はないんだろうなぁ。
もうちょっとアンジェリーナ・ジョリーが堪能できたら(片眉つり上げだけで悩殺されちゃうのに(笑))と思った。
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