2010年国内映画興行収入発表
今年もこの季節がきた。
元のデータはこちら。(社)日本映画制作者連盟の日本映画産業統計の公開情報を見られたし。
<http://www.eiren.org/toukei/index.html>
データを見ていて、色々読み解けるので毎度面白い。
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今年もこの季節がきた。
元のデータはこちら。(社)日本映画制作者連盟の日本映画産業統計の公開情報を見られたし。
<http://www.eiren.org/toukei/index.html>
データを見ていて、色々読み解けるので毎度面白い。
まず最初に思ったのは映画人を侮っていたと言うことだ。コレは申し訳ない。テレビ版「白夜行」は主役のキャスティングは今作よりも好みだが、ドラマは酷かった。
原作は主人公達の描写がほとんど無い。それで逆に想像力をかき立てられて、最後にいろいろな点在した物語が嫌な感じにモヤッと絡んで終わっていくのだ。コレは小説かあるいは良いとこラジオドラマが限界の手法だ。
だからこその「白夜行」。
恐れ入ったとはこのことだ。SFアクション物としてこれほど完成度が高いとは思っていなかった。100点満点で95点は上げて良い。
特撮好事家や物語を重視する人たちには手放しで喜べないところが多々あるかも知れない。けど、映画としてのポテンシャルの高さはここ何年も感じていない物だ。
特撮が嘘くさくってしらけてしまうようなことはほぼ無い。この設定をしまい込むための後編に不安を多分に持たざるを得ないが、そうであっても大プロジェクト「デスノート」「20世紀少年」でも感じたような粗々な感じは少なくとも今作にはない。
原作を知らないから言えるのかも知れないけど。
公式サイト
<http://www.kick-ass.jp/>
遅ればせながら見てきたので感想。
今年のバカ映画NO.1はコレで決まり・・・と言って何も差し支えがない映画だった。まあ本当は去年の映画なんだが。
未見の人(ただし、レートに引っかからず、スプラッタ大丈夫でバカ映画を堪能できる人に限定だが)は是非見て欲しい。
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早野 龍五・糸井 重里/著: 知ろうとすること。 (新潮文庫)
淡々と行われた早野さんの行動を糸井重里との会談で表していく。その過程が胸を打つ。強い意志で本当に素晴らしい仕事をされた。その過程を知るのに最適な書だ。残念ながら何かの秘密が解き明かされるわけでは無いのでそういう方はもう少し別な本を探された方が良い。 (★★★★★)
山岸 きくみ/著: 誰にもあげない (幻冬舎文庫)
三池崇史監督作「喰女~クイメ~」の脚本家によるノベライズ。映画よりもミステリー小説的な書き方になっていて、楽しむ視点が変化している。情報補完をかねて映画を見てからの方が楽しめるのでは? (★★★)
原田 実/著: 江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)
と学会の歴史担当?原田実の「江戸しぐさ」検証本。偽科学ではないが、教育の場にまで忍び込び、恣意的で危険な思想なりかねないオカルティックな偽史の発生と発展をひもといて、まさしく正体を突き止めようとしている。問題はこのことが現在進行形で時の政府と結びついてしまったこと。情報を共有し目を光らせなくてはいけない。 (★★★★★)
松田 卓也/著: 間違いだらけの物理学 (学研科学選書)
疑似科学批判者として著名な松田氏の最新作。ただし、今回は物理側も間違うことがあるという例を自分の体験を踏まえて紹介していて、しかもその中身が今も間違ったまま流布されている物があるところが味噌。
批判眼と科学者としての矜持が垣間見え面白い。
個人的には揚力の話が一番面白かった。 (★★★★★)
ヤマザキマリ: プリニウス (1) (バンチコミックス45プレミアム)
こういう話は好きで、語られる蘊蓄が今の視点では浅はかに見えても、その当時どうだったのかはまた別の話。こういう貪欲な知への欲求があったればこそ、現在に至るわけで、そしてそれはこれからも変わらず進み行く物だと思う。 (★★★★)
ハシモト: ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (コミックジーン)
「となりの関くん」見たいな、他人観察型の視点の漫画。この手の話だと長く続けられないよなぁと思いながら読んでるとネットで見たようなネタが。どっちかがオリジナルんだろうけど、1巻は珍しく紙の方で買った。 (★★★)
桜井画門: 亜人(4)
(★★★★)
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