「フードインク」インプレッション
鑑賞の時機を逸してしまって、観られないかと思ったが、さすがに首都圏は他にやってくれるところがあった。ようやく観られた。
タイトルの「インク」は「ink」でなく「Inc」。企業のことだ。「Co. Ltd.」を使っていないのは中身を観ればわかるのだけど意味がある。
ただし、映画として出来が良いかと聞かれるとちょっと・・・なのだ。アメリカ人には訴えかける物があるんだろうか?
すごく大変な問題提起をしているのに、どうも深刻な気がしない。何でだろうと思った。
で、見る側も多分言われなくても観なくても知ってはいることばかりなのだ。しかし、映像で観ると図らずも罪悪感が生まれてくるように作られている。何年かに一編食料関連の展示会を観ていたり、弁当や食品工場の中を見たことがある人は日本でも似たようなことがあるのは知っているだろう。
しかしアメリカのそれ・・・というより多国籍企業はあまりに桁違いで、傲慢で、テレビの地球征服を企む悪役が矮小に見えるほどだ。
このインパクトを受け取りたければこの映画を観るか、著作物に当たるかしかない。
しかし、テーマが深刻で、目の前にあることなのに、どうして危機感があおり立てられないのか・・・自分でも不思議だ。
まあ、もうつぶやいちゃったので何だけど、これ観てすぐに思ったのは環境団体は、毛皮とか鯨とかにうつつを抜かしてないで、まずはこの多国籍企業をどうにかしろよということ。
まあ彼らの出資者だったりして、結局はその目くらましに使われてるだけのも混じってるんだろうけど。自分もとりあえずパタゴニアのアウトドア用品とLUSHの石鹸だけは買わないことにしてるんで。
フードインク公式サイト
URI= http://www.cinemacafe.net/official/foodinc/
予告編
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