「レッツゴー仮面ライダー」インプレッション
オールライダー物では3作目に成るが、ディケイドの一環として作られた物とは違って、「電王」にあれこれ乗っかってきた感じの話だ。
しかし何だろう高揚感が萎んでいくんだよなぁ後半。 残念なところが多かったのも事実。
今回は声とはいいながら、1号、2号、V3がご本人で出る上に、ショッカー首領を多くの系列の首領の声をやった納谷悟朗、ジェネラルシャドウを柴田秀勝、ジャーク将軍に加藤清三といったご当人ベテラン声優、ブラック将軍に京都の切られ役の福本清三を配置し、それなりの工夫のあるキャスティングの内容になっていた。
前半はアンクの気まぐれから物語が始まり、どんでん返しから始まる面白い展開で興味深いのだが、いかんせん一番盛り上がりたいシーンが、どうもなのだ。
というか欲張り過ぎなのだと思う。
現役のオーズ、それから現在一番人気があると思われる電王、そして原点の二人そこまではまだしも、他の仮面ライダーにそれぞれ見せ場を作ろうとして絵面が単調になってしまっていた。しかも、これだけのメンバーが集まってしまうと生半可な敵では終われないものだから、過剰に強そうな敵も出す。だが、それもほぼ出落ちで、「戦い」が無い。
そして足りないのはやはり「変身」なのだ。
今作で変身するのはライダーは何人か居るが、おじさんとしてはやはり「本郷猛」を見たかったというのが正直な気持ちだ。
特に、東映単体ヒーロー(変身忍者嵐は時代劇だからでない?)ズバット、イナズマン、01、キカイダーを出すくらいならと思ったのは本音なのだが、ご本人が一瞬も出られなかったのは何が障害だったんだろう。
でも藤岡さんの声で1号って良いなぁ。作品には苦評を呈しながらもあの台詞には泣けた。
「ショッカーを倒すまで仮面ライダーは死なん!」
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