「XMEN ファーストジェネレーション」インプレッション
好き嫌いかと言われたら好きだ。映画の出来も悪くない。
でも抜群かと言われるとそんなことはないのがちょっと残念だった。
今作はウルヴァリンを中心とした前トリロジー+スピンオフに対するリブート作品かと思ったのだが、単純な話じゃなさそうだ。この辺がモヤッとしてたのが抜群な感じがしなかったところかも知れない。
キューバ危機を退けることによって驚異のミュータントの存在が白日の下にさらされるXMEN前夜の話なのだが、トリロジーでなじんだ出で立ちと違うとか、そういうこともあってなかなか慣れないのもそうかも知れない。
そもそもアメコミは常に作品を組み直していくので、自分が好きな整合性のある大河性とはちょっと違う感じの壮大なスケールとアバウトさが売りなのだがその影響をもろにかぶってしまった。
コレがXMEN初の人には見やすい娯楽作だと思う。
SFXはビーストの目が可愛すぎる以外は文句の付けようがない(今回の水の表現とかも素晴らしいし、おそらくプロの人から見る判るような、僕らが気づかないような使い方もしてそう)し、巨悪であるマグニートーを追い詰めながらもいつも詰めが甘くなってしまうプロフェッサーX(あるいはその逆)の関係性がよくわかる話で、非常に良かった。
旧作トリロジーの第1作で否定された(笑)黄色のスーツをそれなりに入れたデザインもカッコイイし、一部腑に落ちない展開があるモノの飽きが来ない構成だった。
チャールズは思った感じとは違うが、エリックの役者は今作の方が体躯が大きくいかにもマグニートーという感じで良かった。あとミスティークの設定は大幅に変わってるんだがアレで良いのだろうか?確か歳は・・・
「キック・アス」の監督なんでもっとぶっ飛んだ感じのものを考えてるとちゃんとXMENなんで肩すかしな感じ(この辺が最大のモヤっと感?)だけど、仏に面白い映画だった。
あと「ウルヴァリン2」はどうなるのやら。今年の1月に日本撮影の噂もあったけど、?
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