「アジャストメント」インプレッション
この映画は運命を管理する者たちいるという設定が厨二病的だなと思って、それをどのくらい消化して、説得力を持たせるのかなと思っていた。
仮にそんな者立ちが居ても、人間ならコストがかかりすぎる。神仏悪魔のたぐいならもっと簡単に偶然を装わずストレートに力を発揮すればいい。
それについて回答があればSFっぽさが増すだろうと思っていた。
けど、確かに少しは配慮があるのだが、予告編そのまんまの印象の映画だった。従って酷くくだらない内容の映画だ。
運命を操る者は万能だが、一定の制限が与えられていて、しかも何故か道具立てしないとダメなことになっている。それが万能を簡単にふるえない枷になっているのだが、どうしてもそういう世界観にしていることに合理性を感じない。
ところが意外なことにこんなつまらない設定なのに映画は割と最後まで見られる。クライマックスの何処でもドアを使った移動による追っかけっこは単純に緊迫感を盛り上げてくれるからだろう。こういうところは伝統芸的に上手いのかも。
印象は昨年見た「レギオン」っぽい。
天使が神の都合の悪いモノを排除しようとするが、それを見かねて命令に背いた天使の行動が神の意志を変えたという話だからだ。
この辺は何かそういったニーズが見せる側にあるのではと思う。この辺は彼の国の見た目だけで解らない宗教事情の現れのように思う。
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