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2011.06.15

「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー決戦」インプレッション

 ほぼ全編バトルシーンで冒頭は第1話のバトルシーンの詳細版。いかに戦隊が結集してきたのかとワクワクする始まりの「ディケイド」以上に困難な夢のような企画であって、まさにお祭り映画だった。

 ただ、二つの気持ちが交錯しながら見ていたのも事実。

 一つはもちろんよくぞやったという部分だ。

 引退していた役者を引っ張り出したり、しながら、199ヒーロー絵面を作る工夫、若干くどいながらもオマージュをしたてて、とても良かった。

 ゴレンジャーに至ってはもう50近い人たちが中心視聴者だった。へたすりゃ今の中心視聴者のおじいちゃん世代だったりするので、そこまでせんでもとは思ったが、誠さんの声で「行くぞ!」と言われるとそれだけで泣けてくる。

 しかも、この映画は同時に「戦隊VSシリーズ」の集大成でもあり、あれだけイマイチ感が強かった「ゴセイジャー」がものすごく格好良い。

 もう一つの思いはとは言っても、寄る年波には勝てないというところ。

 現役の若々しい演技や体捌きを見ていると割と最近のメンバーですら年取ったなぁと思わざる得ないところが切なかった。お一人だけ見る分には変わりないなぁと思っているのだけど、まあ逢沢りなは女性になったという感じなんだが・・・。

 どちらにせよ最初にして最後の企画だと思う。

 個人的には旧作のテレビ用のシーンからの映像は思い出映像は良いけど、必殺技とかは何とか新作ならんかったか?と思いながら見ていたことも付け加えよう。

 この映画で、はっきりと受け継いだのは「ゴレンジャー」(アカレンジャー/海城剛、アオレンジャー/宮内洋:声のみ)と「ゴセイジャー」(5人全員)の大いなる力。それ以外に顔を出したのが、
「ジャッカー電撃隊」(ビッグワン/宮内洋)
「デンジマン」(デンジブルー/青梅大五郎)
「ゴーグルV」(ゴーグルブラック/黒田官平)
「ダイナマン」(ダイナピンク/立花レイ)
「バイオマン」(レッドワン/郷史朗)
「ターボレンジャー」(レッドターボ/炎力)
「ダイレンジャー」(リュウレンジャー/天火星亮)
「デカレンジャー」(デカピンク/ウメコこと胡堂小梅、デカマスター/ボスことドギー・クルーガー)
「ボウケンジャー」(ボウケンレッド/明石暁)
「ゴーオンジャー」(ゴーオンイエロー/楼山早輝)
「シンケンジャー」(シンケングリーン/谷千明、シンケンゴールド/梅盛源太)

 すでに、デカレンジャーとシンケンジャーはテレビで受け継いでいるが、それ以外の11戦隊の大いなる力を受け継いだことになっていると思われる。

 それ以外に冒頭のバトルシーンでニンジャレッド、小川輝晃がニンジャレッド、黒騎士大塚芳忠のシグナルマン、磯部勉がウルザードファイヤー(元に戻った赤い方)の声を当てているのが心憎い。

 敵の黒十字王のキャスティング、神谷明は多分、後楽園のショーへのオマージュかな(^^;

 それにしてもこのメンバーで一部を退けるしか出来なかったザンギャックの強大さ、ゴセイジャーと対峙しても抜群の強さを見せるゴセイジャーの面々、テレビの後半戦も楽しみにさせてくれた。

 夏の映画も楽しみだ(笑)

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