「モールス」インプレッション
昨年公開の「僕のエリ 200歳の少女」のハリウッドリメイク版だ。オリジナルのスウェーデン版は観ていないので比較はしようがない。「モールス」はその原作小説のタイトルだ。
観に行ったのは、アビーが「キックアス」のヒットガールを演じたクロエ・モレッツだったからだ。彼女は美形じゃないが独特のかわいさがある。演技も上手い。気になる子役だ。今回も良い演技をしている
今作は舞台はアメリカに置き換えられ、人物の名前も変わっているが、物語の大筋、断片的な印象はあまり変えていないように思う。
話は正直新しい感じはしない。ハリウッド版だからと言うほどに映像に金がかかった感じもしない。CGも嘘くさくってそこだけ浮いてしまっている。いじめや寂れた町にアメリカ的な何かのメタファーを感じさせているのかも知れないが、自分にはどうもピンと来なかった。
一点だけ、レーガンの時代に設定し、その演説を織り込んだのは今のアメリカにとって意味がある。
しかし、何よりもラストでの多幸感がたまらなく好きだ。彼の少年とアビーがこれからどうなるのかは知らないが、ラストの二人はうらやむべき存在になる。だからヴァンパイア物と言うよりはジュブナイル恋愛物として、好きなんだろう。
見比べたいなぁ。
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