「ミッション:8ミニッツ」インプレッション
「月にとらわれた男」の監督作なので、ミステリー仕立てだと思ってみた人が多いのかな?あるいは売る側がそれを期待してみて欲しかったのか・・・しかし、どうも映画通ではなかったらしく、多分基本筋に非常に正直に見られた。
凄くビックリすることはないけど、良い話だ。
難解であることが良いように誤解してしまっている人たちが居るけれど、ちゃんと伝えることが出来る様にするのが商業映画のつとめの部分で、その辺を見事にやっているのだと思う。話の大筋は、最初の方で大体解る。予想通り、ある意味予定調和的な終わり方だとすら思った。
でも、その間にいろんなことを考えさせられる。自分の今のあり方だとか、これからどうしていくのかとか、そういうことがこの脚本と監督の手腕で、とても好感が持てた。
印象は「月にとらわれた男」というより、「ミスターノーバディ」なんだよな。繰り返しの話だし。でも数段解りやすく、そして気になることを最後に明かしてくれるなどすっきりしている。
そして最後に頑張りたい気持ちが自分に残る。
« 「がらっぱの夏」 | トップページ | 「ステキな金縛り」インプレッション »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「クロニクル」インプレッション(2013.12.31)
- 映画が楽しかった2013(洋画編)(2013.12.30)
- 映画が楽しかった2013(邦画編)(2013.12.30)
- 2013年観た観たい映画リスト 最終版(2013.12.30)
- 「鑑定士と顔のない依頼人」インプレッション(2013.12.17)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「ミッション:8ミニッツ」インプレッション:
» 映画:8ミニッツ Source Code テクノロジーが生み出す、新感覚タイムスリップSF [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
正式な日本タイトルは、ミッション:8ミニッツ。
原題は、Source Code。
主人公がいきなり巻き込まれるのは、8分間でリセットされる世界。
8分後、爆発に巻き込まれる高速列車の乗客に、いつの間になっている自分に気付く。
しかも爆発後、生きている自分に驚きつつ...... [続きを読む]
» ミッション:8ミニッツ (Source Code) [Subterranean サブタレイニアン]
監督 ダンカン・ジョーンズ 主演 ジェイク・ギレンホール 2011年 アメリカ/フランス映画 93分 SF 採点★★★★ 数年前に電車通勤をしていた頃、意識していた訳でもなく習慣として毎日同じ時間の同じ車両、同じ場所に立っていた私。しばらくして、ちょいと綺麗な…... [続きを読む]
» 『ミッション:8ミニッツ』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「ミッション:8ミニッツ」□監督 ダンカン・ジョーンズ □脚本 ベン・リプリー □キャスト ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト■鑑賞日 11月6日(日)■劇場 TOHOシネマズ川崎■c...... [続きを読む]
» 映画:ミッション:8ミニッツ [よしなしごと]
「映画通ほど騙される」というキャッチフレーズ。映画通の方はみんな「どこが?」って感じで、映画通ほどこのキャッチフレーズに騙されてしまったようですね。と言うわけでミッション:8ミニッツ。... [続きを読む]
コメント