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2011.12.29

「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX 」インプレッション(2012/01/06修正)

 都内ではオーズキャストも出ての舞台挨拶で早々にソールドアウト!横浜での舞台挨拶に何とか紛れ込めた。舞台挨拶に行ったのはこのところ舞台挨拶に結構行っているからと言うだけなんだが、値段が高かったのは初めてだ。

 福士蒼汰、高橋龍輝、清水富美加の三人はテレビで見るイメージより若干、カッコ可愛い感じになっていた。コレはいつものことか。

 正直、映画は物語としては並みの出来だ。MOVIEMAXシリーズの中では一番筋が解りやすいのだが、W、オーズ、フォーゼの世界観は理解していないと世界の特性が解りづらいだろう。と言うか区別が付かない。

 もっとも短い尺の中で復習と新設定でわかるようになっているなど、その辺は気にいった。

 テレビや今までの映画があってのである点は映画失格かも知れない。

 でも、この映画はとにかくアクション押しのアクションを楽しむ映画なのだ。細かいところを捨ててそこを楽しめればいいのだという割り切りが必要になる。

 アクションは坂本監督の得意中の得意。しかもオーズ編の里中のアクションを見ればわかるように、坂本監督らしくスタントとのつなぎがわかりにくいなどの工夫が素晴らしい。

 個人的には新解釈のレジェンド7人ライダーの必殺技は興味深い表現だったが、ちょっと必殺技っぽく無くって、思いついたアイデアの品評会みたいで残念だった。

 それでも最初から最後までずっとアクションしている。その押しの強さは楽しい。

 それから、個人的に新ライダーなでしこの動く度の「きらりん☆」とか気持ちがよい。中の人が敵方の怖い女性ソラリス役、と知っていてもかわいらしくてたまらない。

 だから、この予算と尺の中で出来るアクションをふんだんに見てもらおうとしているのがよくわかった。いろんなバリエーションのアクションを。そして最後にCGアクションを挟んで、クライマックス。

 主人公の撫子へのほのかな思いとそこに仲間との絆を思わせるラストシーンを用意したのはキレイな話だなと思った。平成ライダーの中でもっとも熱い(というか暑苦しい(笑))ベタな主人公だけに、こういうキレイな話が似合う。

 そして今このキレイな話が必要なときなのかも知れないと思えて、胸が熱くなった。

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