「ドラゴン・タトゥーの女」インプレッション
2010に映画化された「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」の時も気になっていたのだけど、なんか評判が悪くて二の足踏んでる間に終わってた。同じ原作をアメリカ映画として作り直したのが今作。
主人公のミカエルが格好良くなって、ドラゴンタトゥーの女ことリスベットがスレンダーになったのは大きな変更点だけど、見た目で病的な感じがする上に、その中から醸し出されるかわいさがたまらない。今風に言うならヤンデレとか言うヤツじゃないかと思うのだが、演じるルーニー・マーラは本来正反対の容姿の美女で(笑)そこが漏れ出して来る感じなんだけど、本当に凄いなぁ。
ああ、彼女は同じデビット・フィンチャーの「ソーシャルネットワーク」でヒロインをやっていたのか。その流れでの採用かも。
3部作(実際の構想は5部作有り、4部作執筆中に作者が死去と言われている)の冒頭の話であるので、サイコスリラー慣れした人には物足りないくらいかも知れないが、演出が良くて飽きずに見ていた。
でも、後半の始末を付けるあたりがちょっと辛く年月の経過を台詞で言わざる得なかったのは残念だが、それ以外は不満のないというよりもっと見たい映画だった。
ブルーレイでモザイク取れないかしら・・・あの大きなモザイクは興ざめするので(笑)
しかも、狂った連中が次から次に出てくるけど、それぞれの役者が良い仕事していて、そういうところも興味深い。
ミステリーとしての謎は謎と言うほどのことはないけど、お勧めできる1作。
小説も読んでみたいな。
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