2012年観た観たい映画リスト 第02版
前回は2月24日にリスト上げたので、2ヶ月ぶりなんだけどなんだか妙に時間が経った気がする。と言うところでリストから。
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前回は2月24日にリスト上げたので、2ヶ月ぶりなんだけどなんだか妙に時間が経った気がする。と言うところでリストから。
この映画は幸せであり、しかし、同時に不幸な映画であるかもしれない。
映画の前半は原作の1~2巻の再現を狙って、よく出来ているし、後半の展開もかなりトリッキーな演出もあるんだが、映画として成立させるための良い物だと思う。
この映画主役らしい主役がいない映画だ。群像劇と言えば格好良いがそんなものではない。
だから、もうこの存在自体がネタなのだ。それ以外を求めてはいけない映画だ。
映画のアニバーサリーイヤーが去年から続いている。
アカデミー賞をとった「アーティスト」、対抗馬「ヒューゴの不思議な発明」は見世物として生まれた映画そのものを回顧意味も多分に含まれているし、「ジョンカーター」、そしてこの「バトルシップ」は映画スタジオの記念作品になる。
「バトルシップ」は大方の予想通りの物語で、捻りもない直球のしかし、いかにもアメリカンな剛速球の映画だ。
古典SFの「火星のプリンセス」の映画化だ。初かどうかは知らない。
古典であるが、印象としては「アバター」の二番煎じ的な話の構成で、映像の魅力はあるものの、ここのところハリウッド映画を中心にこの手のものが多いので食傷気味。
ある意味不幸な存在だ。
自分が見に行った直接の理由は今年から来年に掛けて巨人物が洋画邦画ともに出てくるんだけど、これは北欧の映画で某特撮アカウント近辺でにわかに話題になっていたので比較してみたくなって追従した。
公開スクリーンが少なく時間が良くなかったので苦労したが、何とか見ることが出来て良かった。
絶賛はしないが、泥臭くも対巨大生物のツボを押さえた映画だ。
最初に断っておくがやたら長くなるはず(笑)
最初のヤマトは自分というか同世代のアニメファンにはやはり特別なものなのだ。劇場版、BGM集、交響組曲とか、ここが原点だし、初日待ちの徹夜組とかの社会現象も懐かしい。初日舞台挨拶でもなく、ほぼ満杯の席での鑑賞となった。
でも、こういったことはこの間の実写版の時には思い出さなかった。
自分の隣で見ていた人は不意に当時の劇場公開館の盛況ぶりを思い出したと語りかけてきた。見ず知らずの人なのにだ。妙な熱があった。
色々ノミネートとかカンヌの監督賞とか取っているので、映画の日価格で急に興味が出て見に行ったが、ちょっと誉められすぎかな?と言うのが率直な感想だ。
しかし、悪い映画じゃない。
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早野 龍五・糸井 重里/著: 知ろうとすること。 (新潮文庫)
淡々と行われた早野さんの行動を糸井重里との会談で表していく。その過程が胸を打つ。強い意志で本当に素晴らしい仕事をされた。その過程を知るのに最適な書だ。残念ながら何かの秘密が解き明かされるわけでは無いのでそういう方はもう少し別な本を探された方が良い。 (★★★★★)
山岸 きくみ/著: 誰にもあげない (幻冬舎文庫)
三池崇史監督作「喰女~クイメ~」の脚本家によるノベライズ。映画よりもミステリー小説的な書き方になっていて、楽しむ視点が変化している。情報補完をかねて映画を見てからの方が楽しめるのでは? (★★★)
原田 実/著: 江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)
と学会の歴史担当?原田実の「江戸しぐさ」検証本。偽科学ではないが、教育の場にまで忍び込び、恣意的で危険な思想なりかねないオカルティックな偽史の発生と発展をひもといて、まさしく正体を突き止めようとしている。問題はこのことが現在進行形で時の政府と結びついてしまったこと。情報を共有し目を光らせなくてはいけない。 (★★★★★)
松田 卓也/著: 間違いだらけの物理学 (学研科学選書)
疑似科学批判者として著名な松田氏の最新作。ただし、今回は物理側も間違うことがあるという例を自分の体験を踏まえて紹介していて、しかもその中身が今も間違ったまま流布されている物があるところが味噌。
批判眼と科学者としての矜持が垣間見え面白い。
個人的には揚力の話が一番面白かった。 (★★★★★)
ヤマザキマリ: プリニウス (1) (バンチコミックス45プレミアム)
こういう話は好きで、語られる蘊蓄が今の視点では浅はかに見えても、その当時どうだったのかはまた別の話。こういう貪欲な知への欲求があったればこそ、現在に至るわけで、そしてそれはこれからも変わらず進み行く物だと思う。 (★★★★)
ハシモト: ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (コミックジーン)
「となりの関くん」見たいな、他人観察型の視点の漫画。この手の話だと長く続けられないよなぁと思いながら読んでるとネットで見たようなネタが。どっちかがオリジナルんだろうけど、1巻は珍しく紙の方で買った。 (★★★)
桜井画門: 亜人(4)
(★★★★)
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