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2012.04.02

「ドライヴ」インプレッション

 色々ノミネートとかカンヌの監督賞とか取っているので、映画の日価格で急に興味が出て見に行ったが、ちょっと誉められすぎかな?と言うのが率直な感想だ。

 しかし、悪い映画じゃない。

 ある男が浮気相手の旦那を助ける羽目になり、そしてついには・・・と言った風なのだが、筋も男がずれていく様も使い古された感じで、全体的に古くさい印象が漂う映画だ。
 ただ、カルフォルニアの大都市が舞台でありながら、「ノーカントリー」のような僻地の荒廃感もあって、これが今の病めるアメリカという感じはした。人種問題や移民の問題も表だっては出ないが、感じさせられる。

 役者は一癖も二癖もある良い役者ばかりで、メジャーな感じはないので大ヒットは望めないのかも知れないが、ツボを押さえた映画だった。

 ただ、やはり、シナリオの甘さや他に比べて何が勝っているかと思うと、誉められすぎのような気がする。しかし、この映画のテーマがそれほど深刻さをはらんでいれば、当事者国のアメリカや似たような境遇の国々で誉められるのも当たり前かも知れない。

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