「DDT武道館ピーターパン2012」インプレッション
実をいうと、DDTのビッグマッチは弱点をはらんでいる。2回の「両国ピーターパン」では今ひとつだと思っていたことがある。それは何かというと
①ビッグマッチということで外様の大柄選手を呼んできても、肝心のDDTの選手が小柄な人が多いので大会場にあった全体的に試合が出来ていない。ビジョンをつい見ちゃう。
②最後の締めが何となくズルズルしちゃう。
てな感じのことだ。
大社長、高木三四郎や男色ディーノはそんなことはなかったが、どうしてもスケールが小さく見えてしまう。でも、今大会はそれが感じられなかった。このことは大きな進歩かもしれない。武道館がそういった意味で見やすい会場だったというのはあるかもしれないが、やっぱり成長したんだろうと思う。
大会場の時にはわかりやすく遠くに届く試合が必要だというのは持論だ。2010年の時には思わず、twitterでそういってしまった。
ドームの時にはもっとそれが顕著になるだろう。メジャーといわれた団体でもなかなか難しいのだ。その辺のノウハウ蓄積、人選5年後が楽しみになる大会だった。
そして、やはり最後の締めがよかった。
メイン後のサンプラザ中野くんの歌の入りが早すぎた感じだけど、そういったお祭りの部分が映画「妖怪百物語」の最後の乱舞と百鬼夜行の去っていく様に見えて、一つの物語がいかにも終わった風にみえた。そして最後に飯伏の挨拶で〆。
そして大社長はマイクでは一言も無く、全幅の信頼を寄せて飯伏に締めさせた。現在求め得る究極の死闘のあと、エースが〆。本当に感慨深かった。
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