自主特撮映画「G」インプレッション
第四回下北沢映画祭の出し物上映で観た。
田口監督はNHKの企画で出来た「ゲハラ」や「MM9」、「ウルトラゾーン」などで知った人だが、「G」はYoutubeの予告編で知っていた。ところがDVDは品切れで高騰、入手が難しくなっていて、それが大画面で観られると言うことで行ってきたのだ。
結局、早速復活したアマゾンでのDVD在庫に、注文入れた。(映画祭に出ると言うことで再プレスされたらしい)
ストーリーは密かに研究されていた人間を変貌させる薬で怪獣が誕生して、それを倒すまでのありがちな顛末なのだが、結構面白い示唆があって、良かった。
演技は素人なので酷い。でも特撮、本編ともに見所が多い。
怪獣対ロボの河原のオープン撮影とこれまたロケの右往左往する自衛隊員をがんがん視角を変えてシームレスな感じで描くとか、「MM9」や「ウルトラゾーン」で観た絵面だなあと思った。(撮影の仕方は全然違うんだけど)
個人的には小橋健太ムーブ(敵の攻撃に耐えて耐えて、突然両拳を握ってすっくと立ち、チョップ連打で逆襲)のシーンとかハンセンのオマージュのラリアットのシーンとかもちゃんと好きでやってる感じがあって好感が持てた。
自主映画とはいえ、監督はプロの仕事もしながらで、腕はあったわけだけど、労作だし、全体の雰囲気がなかなかだ。
田口監督はこれから「ネオウルトラQ」の撮影が待っているという。(監督担当作品は3本で「怪獣出ます」とのこと)
もう一本の企画はポシャらなければ年内に発表とのことだったが、あの口ぶりからすと実写映画以外にはすでに存在してるんだな?
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