特撮メモ2012/10/28「仮面ライダーＢＬＡＣＫ」の思い出
といっても細かいことを覚えているわけではない。
シャドームーンはかっこ良いけど、世界観に合わなかったなぁとか大怪人だけ別の名が与えられてた意味とか知りたかったなぁそんなこともあるけど、「ＢＬＡＣＫ」を観よう、観続けようと思ったのはやっぱり第一話の変身シーンせいなんだから。
とにかく凄いと思った。思わされた。
あのときテレビ特撮で一番ワンダーイメージの絵造りが出来ていた小林義明監督無しでは考えられないけど、アクションも面白かった。岡元さんの体躯のデカさが映えていた。
でも"シビレた"のは変身シーンだ。
アクションポーズにこだわっていた知り合いの影響で、この手の決めポーズには辛かったのだが、南光太郎の最初の変身シーン、カット割り、光太郎の表情、演技がビシッと決まって初回とは思えなかった。（ああ、あのベルトのおもちゃ的ギミックは面白かったな。画面に反応するっての。液晶モニタでも反応できるのかな？(笑)）
事前に複雑な変身ポーズだと知っていたので、テンポが悪くなりそうだと思っていたのだが、そんなことがなく、むしろ光太郎の悲壮な決意を表していて、「何かやってくれそうだ」と思ったのがとても懐かしい。
もちろん第一話から多数の異形の怪物がそろっていたり、あの生身感のある設定や造形も面白かったよな。その辺も良かった。
渡洋史のシャリバンは第一話の赤射がものすごくもたついて、ギャバンの大葉さんと比べて、ＪＡＣの人でも大変なんだと思ったので（２、３話ですぐに修正されている）、実はあまり期待していなかったのだ。
この「ＢＬＡＣＫ」の第１話の変身シーンはもしかしたら全ライダー中一番好きな変身シーンかも。
ＲＸの変身ポーズもかなり面倒だったけど、これも初回から見事だった。倉田てつをはこの辺のテンポの良さが見事で、もしかしたらポーズ考案者より上手くやってるんじゃないかと思う。センスが良い。
セレモニー的な変身を好まない人は居るかもしれないけど、自分的にはこのせいで最終回まで見続けたと言っても良い、そんなシーンだった。
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