「フライト」インプレッション
割と足早に駄目な男ウィップ機長を描き、その後奇跡の墜落事故回避という流れだった。この墜落シーンへの流れは見事だと思う。(もしかしたらアメリカのLCCの実態に警鐘を鳴らしているのかもしれないが、知らないので共感はしなかった。「ハッピーフライト」で観てる国内大手の搭乗プロセスを観てれば、飛行機で初めてクルーがこんにちはなんてあり得ない)
単純に薬物検査、血液検査は毎回はないけど、アルコールの呼気検査とかしてないんだろうか?と思うと怖くなった。
過去は出てくるが、彼がどうしてそうなったというバックボーンは深く掘り下げずにいる。そこまで深く共感したり、心情的にかばいだてしないように、あるいは逆に強く拒絶しないようにしているんだろうと思った。
ただ、現在駄目な男であることは、新しいパートナーの立ち直る様と対比させて、よく見せていて、事件をきっかけに再度墜落していく様で、それをちゃんと理解させている。鑑賞中はそういった彼にどういう結末を用意するのか興味深く観た。
ただ、最後のシーンへの流れだけは未だによく分からない。
どうして息子がああいう風に言ったのか、とても奇妙なラストだった。
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