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2013.03.13

「アルゴ」インプレッション

 何はともあれ「"Argo" fuck yourself.」(笑)が耳について離れない映画だ。

 昨年の上映期間に見に行くことが出来なかった。何せ60本も観た中で、さらに忙しい時期だったのだ。見た人の話を見聞きして、悔しく思った。

 それがアカデミー賞での活躍を受けての凱旋上映を観られたのだ。ラッキーだった。

 事実を元にしているが多大な演出も入っているだろう。

 見終わってすぐの感想は同じくアカデミー賞で取り上げられた「ゼロ・ダーク・サーティ」はオバマ大統領再選へのプロパガンダだと言われていたのにこちらはそういう話が聞こえてこなかったと言うことだ。

 オバマは時期が違うから出てこないが、直接的に軍隊こそほとんど出てこないが多くの失敗をしているCIAの数少ない良いとこの話で感動的で、主役もヒューマニストな感じで、民主党カーター政権の時の"いい"話なのだが何でだろうと思った。

 もしかしたら、有ったのかも知れないが海の向こうでもそれほど注目されていなかったのかも知れない。

 確かに画面は安い。昔の飛行機のからみシーンとかは最近のアメリカ映画からするとかなり安い。

 話も劇中映画「ARGO」ほどではないにせよ、ベタでオーソドックスなサスペンス物で、思った通りの流れと言っても差し支えない。

 しかし、面白いのだ。(ここが重要)こういうわかりきった流れでありながらちゃんと観る側の気持ちを掌握して、ドキドキさせホッとさせホロッとさせるというのは、しっかり脚本や演出が出来ているからだろう。

 すばらしい映画だった。

 今日、3月13日からDVD、BDも発売レンタル開始だが、出来たら劇場で観て欲しい。凱旋上映の期間はまちまち、公式サイトの下記を確認されたし。(14日はTOHOシネマズデーで1000円で鑑賞できる。)
http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=49

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