「トラベラーズ 次元警察」インプレッション
その二人をメインキャラクターにこれまた「パワーレンジャー」、「大魔神カノン」、そして現在の「キョウリュウジャー」に至るまでXMAを組み込んだ新しいアクションを提供している坂本浩一監督の映画ということで観に行った。
アクションは国内の映画では水準が高いし、絵面もロケ地やCGが台湾だと言うこともあって、ちょっと毛色が違って、そういう新鮮さは確かに楽しめた。坂本監督は常にアクションを畳みかける演出が好きなので、そういうのが好きな向きにはたまらないだろう。
自分はもうちょっと緩急が欲しいなと思っていた。
あと、長澤奈央のアクションもがんばっていて、かなりスタントなしのシーンが多いのじゃないかと思う。木下あゆ美も長澤奈央ほどではないが、色々チャレンジしていて楽しかった。
だいたい「戦闘少女」、「仮面ライダーウィザード」にも出ている高山侑子は今回は控えめだけど、他はかなり激しいアクションを強いられていて、そういう意味でのプロの人見早苗(最近だと新生スカイゼルとか仮面ライダーナデシコの中の人)とか中村浩二(ウルトラマンティガのマッチョな方)、杉口秀樹(大魔神カノンのオンバケ等)もいて信頼度満点で撮影されてるのが良く分かった。
だいたい島津健太郎が殺陣をそのままやってるのはそれだけで感激だ。やらせる監督も監督だがやっちゃう島津さんも困ったものだ(笑)彼は「デッド寿司」でも武田梨奈相手に見えないマスクをかぶったまま殺陣をやっている。"何気に"アクション俳優だ。
だからそういった意味で、話はアクションをするための飾りのような部分があるのだけど、美女がオイルでテッカテカにされてエロく撮られてるのを楽しんだり、過剰な吐血でも楽しめるような人には是非観て欲しいアクション映画だった。
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