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2013.04.13

「ヒッチコック」インプレッション

 映画の中で映画を描くメタ展開やヒッチコックという題材は面白いし、役者は良い役者だったから観に行った。

 共感というか映画の中のヒッチコックに同情する部分はあるんだけど、単純に難しい題材だったんだなと言うのが一番の感想だ。

 だから、その中からこの映画の監督なりスタッフが汲み出したかったことがよく分からなかった。今のままだとただのネタ映画、セルフパロディなんかもあるし、そういう感じしかしない。

 ヒッチコックの天才性と比較するために凡庸なドラマや映画を批判してみせるのだが、肝心の今観てる映画が安っぽいドラマですすめられていってサスペンスの一つもない。

 妙な小ネタを入れるぐらいだったらもっと細かく丁寧に描くか、大胆に事実を曲げてでも話を作った方が面白かったのにと思う。

 特に最後のテロップは、蛇足だ。

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