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2013.07.06

「桜姫」インプレッション

 単純に生の日南響子が観られると言うだけで、初日舞台挨拶に行ってきた。

 彼女は絵面から得る印象とはちょっと違って「男前」な印象の娘だったけど、美貌やちょっとすまして歩く時にモデルウォーキングになるのも普段の仕草で、演技する人としては表情は良いんだけどまだまだなんだなと思った。

 で、映画だ。
 鶴屋南北のオリジナルを改変したものは今までもいくつもあるんじゃないかと思うのだけど、今回の映画は多分、日南響子ありきの企画なんではと思った。というのは彼女が桜姫でないと保たない映画だ。

 狙い所はよく分かる。ちょっと狂った空間を舞台にしたバカ映画を狙ったのだと思う。川崎実監督や井口昇監督が得意とするところだ。基本的にその線は凄く好きなんだけど、この映画は吹っ切れてないし、バカさじ加減が不安定で、バカさを特定の役者におんぶにだっこでどうも良くない印象だ。

 そういう意味で、頑張っていたのはでんでん。最近はこの人さえ出しとけばバカ成分OKと思ってるような風潮すら感じるんだけど、頼りすぎだと思う。

 それから現在闘病中の麻美ゆまをはじめとするAV女優陣に。

 少ない予算で何とか京都のスタジオを借りて行ったせいもあって、ずーっとセットの中の映画なので、狭い感じが終始しているし、(冒頭とラストのロケ以外はセット)狙いかもしれないけど、アクションも目新しさはないから、そういう点でももっと振り切って欲しかった。

 なんかネタをちょこちょこ出してる感じで笑いきれなかった。

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