「ムード・インディゴ うたかたの日々」インプレション
自分はエンドロールに入る瞬間にゾワっと鳥肌が立った。
しかも、最後には慣れぬ仕事に就いても稼ぐに至らず、男は財産を使い果たし、結局どうしようもなく、この先も見えない状況で話は終わる。
救いようのない悲劇だ。
ただ、それは多分驚かそうという意図ではなくて、終わることのない都市計画工事への揶揄とか、サルトルをモデルとした思想家への憎悪のようなもの、金儲けに走る教会経営者への憤りとから感じるに、作者か、映画スタッフ自体が思う得体の知れぬ恐怖を描いていたのではないか。
それと先行して映像化作品が、原作をどう解釈して映像化したのかに興味が出た。
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