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2013.10.17

「天使の処刑人 バイオレット&デイジー」インプレッション

 シアーシャ・ローナンの主演作はいくつか見ているけど、いつも切ない終わり方になるのが気になるなぁと思った。彼女側の戦略なのか結局そういう役しか射止めていないのか分からないが。

 というのは、この映画にはもうちょっと破天荒なドンパチのイメージを先行させていたのでそういう映画ではなかったからだ。

 かといってつまらないかというとそうでもない。

 第2の仕事に入ってからはほとんど家の中の出来事なのだが、それでも飽きないのは脚本が良いのかも知れないけど、訪れる人々によって緊張感がある展開だからだろう。

 ただ、この映画もその世界になじみの文化を知らないとよく分からないことが多い。

 その最たる物が「人形病院」だ。最初は昔日本でも会ったおもちゃの修理屋のことかと思ったのだが、ティーンエイジャーの自分たちが外科医をやっているというのだ。エンドロールの中でワンカットだけそのシーンがあるのだが、明らかに想像とは違っていて、今でも何なんだろうと思っている。(わざわざリフレイン的に出てくるので何かの暗喩なのだろうけど、分からなくて気になってしまう)

 そのおかげか、気分が晴れるとか逆に落ち込むようなこともなく、彼女たちの関係性にいつものような切なさを感じつつ、世界観へのもやもやが残った。

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