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2013.11.28

「サプライズ」インプレッション

 宣伝だとかなり異色のスリラーというかそんな感じだけど、従来から有るこのジャンルの作品の進化形という感じの作りだった。

 演出や手法に意外性はあまり感じない。最後の黒幕もやっぱりという感じだし、アタックが繰り返される序盤から逆転する中盤は定番臭すらする。しかし新鮮な印象で楽しめた。

 具体的に新鮮さが何か分からないが、要は組み合わせの妙だと思う。

 主人公のようなスーパーな設定も相手の計画性も大逆転も今まで有ったことだけど、観てると次の仕掛けが気になって、そういう風に行くのか!と観ていると、またその次にどうするのか気になってしまう。

 80年代から大量に作られているこのジャンルだけど、この作品は光明だし、脚本と監督が良ければまだちゃんと成立するんだと思った。

 ただ、殺し方がかなりきつかったり、血が飛び散る(ゴアシーン)が大量だったりするので、観て楽しめる人は限られてるかも。

 今年は新鮮さを感じる「クロニクル」とか今作品が見られて嬉しい。見せ方でどこまで新鮮さが出せるのかまだまだチャンスはあるんじゃ無いかと思った。

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