カテゴリー「妖怪」の133件の記事

2011.10.24

「がらっぱの夏」

Y'sProducts発行「晦」<かい>掲載再録

「がらっぱの夏」 安史和尚<あんしかずなお>


 さて、今もそうだと言えばそうなのだが、私は昔、好奇心旺盛な子供だった。どうでも良いようなことでも何でも聞いて回る、故に大人からすれば疎ましい存在だったかもしれない。ブルース・ウィルスの映画ではないが、今、目の前に子供の私が居たら私は相当嫌っているに違いない。そんな理知(インフォメーション)を追い求める一方で、叱られるときは、まだ「お前は、よその子で橋の下から拾ってきた」などと、今はちょっと通じないのではないかというような話で親に牽制されて、そう言うことを結構鵜呑みにするような子供でもあったのだ。

 まぁそう言う話も含めて、私は「聞きたがり屋」だったし、周りの大人もなんだかんだと言って話をするのが好きだった様な気がする。私が聞き回ったからなのか、色々と昔の話などをしてくれたものだ。

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2011.03.06

「Project A」インプレッション

 ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウのあれではない。もちろんあれは何度も観たほど好きな映画だが、あれのことではない。

 文化庁の「若手アニメーター育成プロジェクト」で生まれた4本のアニメの映画放映版だ。

「PROJECT A」
URI= http://janica.jp/pja/main.html

 何で観たのかは二つ理由がある。一つは単純に若手が誰だか知らないが、めずらしい動きを見てみたかったことだ。もう一つは絵を見た時に、この4つの話で"お化け"が出てくることを知ったからだ。

 実際に観てみると、オープニングの「キズナ一撃」以外はすべてお化けの表現が関係している。

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2010.12.24

特撮列伝Vol.56「高寺プロデューサー前編」インプレッション #DMK2010

 「大魔神カノン」のプロデューサー高寺さんの出演回前編。ダウンロードして移動しながら聴取。

 この回、興味深かったのは、やっぱりオンバケの転生の所。

 で、そこから妄想がまた湧いてくる。

 まあ一番、笑ったのは「アシの速い方々」の件だけど。

 愛された器物や動物たちが愛の力で転生するというのは一応示唆されていたし、分かっていたこと。でも、その上で番組見ていたときにモヤモヤしていた部分には明確な回答はなかった。

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2010.11.28

「デスカッパ」インプレッション #DKAPPA

 とても不思議な現象だった。

 終盤、あるシーンで劇場に万雷の拍手が鳴り渡った。まあ、特撮怪獣者としては当たり前の反応じゃなかっただろうか?自分もそうしていたのだが、妙な一体感を感じてしまった。(「妖怪大戦争(2005)」のおまけ映像を思い出した)ここは日本版だけの演出だと思うんだが、もちろんこっちのほうが好きなのでOKだ!

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2010.10.10

お化けメモ20101010「東雅夫講演『小泉八雲と日本の怪談』」インプレッション

 内容を伝えるのではなく、感想なのであらかじめ断っておく。

 ある日横浜に用事があって、駅の中でふと目をやると神奈川近代文学館「小泉八雲展」の広告を見てしまった。

 私はそんなに真っ当なお化け好きではないが、なぜか八雲の「怪談」は文庫と新書で3冊持っている。1冊目は高校の時に柳田国男の「妖怪談義」と一緒に買った。2冊目は大学の時に英語の授業でオリジナルの「怪談」の邦訳(確か「狢」と「雪女」を訳したと思う)があったので、訳の確認用として買った。そして社会人になって同人作業の際にまたあることを確認したくなって買ったのだ。

 自分は短編ではあるが、3冊も持っている本なんて他にない。しかもすべて違う物だった。通常用観賞用保存用なんて物でもない。残念ながらすべてを手元に持っていないので、確認は出来るが読んだ印象がかなり違うので、訳者も違うのだろう。

 そこで帰って調べると企画は恐れ入るほどに見事な企画で、イベントも非常に興味深い物ばかりだった。

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2010.10.04

特撮メモ20101004の2「大魔神カノン」 #DMK2010

 最終回を見終わって、まず「いのりうた」歌いてぇと思った。

 正直言って大魔神カノンのテーマには今でも腑に落ちない部分がある。「大魔神カノン」は自分の主義主張とは違うという点が非常に気になる作品だった。

 たとえばこういうことである。

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特撮メモ20101004「MM9-MONSTER MAGNITUDE-総括」 #MM9

 最終回まで見終えて、本当に面白かった。

 知り合いに見せたいと思っているので、ネタバレはしない。

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2010.09.27

木原浩勝プロデュース「大怪獣サミット緊急番外篇」 公開間近!!新作特撮怪獣映画『デスカッパ』の魅力に迫る! インプレッション

 この世にはまだまだ知らないことがいっぱいだ。

 TWITTERのタイムラインで見かけた「デスカッパ」のイベントに行ってきた。

 総合司会兼プロデューサーの木原さんが来ていないズンドコ状態で(ダブルブッキング(笑))、しかも映画はまだ公開されておらず、予告編だけでしかも試写会ですらないわけだから、どうなるのかなと言う感じで見に行ったのだが作り手側も手探り感ありありのスタートだった・・・。

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2010.07.27

特撮メモ20100727「ゴセイジャーは今回以上の面白い話が出来ると思えない(笑)」

 最初に「犬作戦」はあきらめました(笑)物語を見るようなものではないので。見ても今後も感想はなしの方向で。

 「大魔神カノン」は話が進行しだしたんで折々で話をまとめた方がわかりが良いかなぁ。でもまぁこのくらいの視聴者との距離感の方が良いと思う。

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2010.07.13

特撮メモ20100713「微妙徴妙」

 まあそもそも特撮じゃないんだけど。

 シンケンピンク役の高梨臨が怪力アンドロイド役で出てるってことで注目の「宇宙犬作戦」はコンセプトやネタそのものは嫌いじゃないが、全体的にバラエティの作りっぽくて笑えない。容易に想像できるオチはこんなんで良いの?という感じだ。

 特に何故か前半がメイキングになっていて、その辺がもう言い訳がましいというか・・・。カチンと来た。

 映像を作り込んでのネタなら笑えたかも知れないが、見続けるかどうかは微妙。

 こういうのみると井口監督のすばらしさがよく分かる。

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