古紙のリサイクル幻想
日本製紙社長が年賀はがきの古紙配合率を偽った件を受けて、辞任するらしい。
毎日.jpの記事
URL= http://mainichi.jp/select/today/news/20080117k0000m040097000c.html
この件については偽装であり、契約不履行で、しかも国の購入物についてはグリーン購入法という法律があるからその違反でもある。だから糾弾されて社長辞任しても何らかまわないのだが、まだ一般の人には古紙のリサイクル幻想があるんだなと思った。
日本製紙社長が年賀はがきの古紙配合率を偽った件を受けて、辞任するらしい。
毎日.jpの記事
URL= http://mainichi.jp/select/today/news/20080117k0000m040097000c.html
この件については偽装であり、契約不履行で、しかも国の購入物についてはグリーン購入法という法律があるからその違反でもある。だから糾弾されて社長辞任しても何らかまわないのだが、まだ一般の人には古紙のリサイクル幻想があるんだなと思った。
まいったね。これから映画の後編やアニメもあるところで、こんな事に。
URL= http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20060907org00m200029000c.html
これが宣伝のための仕掛けだったら笑うけど。
まぁ西崎義展のようなことはないとは思うけど、一応少年誌のジャンプで継続して漫画描けるのだろうか?
毎日新聞インタラクティブ
アブラヤシ:「環境にやさしい」は誤解生む、変更求める
URL= http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20060409k0000m040109000c.html
「ライオンはCM戦略で保っているようなモノだ。」
というのは言い過ぎかもしれないが、イメージ戦略が先行しすぎて、誇張が多いのにも困る。
もう20年くらい前の話なのだが、細野晴臣を使って「溶けやすい」衣類洗剤(すでに「トップ」のブランドだったか・・・)の宣伝をしていたことがある。手元に粉サンプルが有れば実験してみればすぐに分かるのだが、(そう言う酔狂な人間はなかなか居ないだろうけど)確かに安い準大手以下の他社洗剤や海外製の(温水で使うことが前提の)衣類用洗剤とは確かに、溶けやすさが違うのだが、最強のライバルだった花王の「アタック」とはさほど差がなかった。少なくとも素人に分かるような差はないのだ。にもかかわらずこういうCMに打って出ていた。CMを素直に信じる人は結構多く、私みたいに試しても居ないのに、「そうだ」と思いこんでいた知り合いがいて驚いたことがある。このころかなりのシェア拡大がされたのではないかと思う。
その後も衣類洗剤ではないが、「植物物語」で植物由来だから体に良いという間違った認識を助長するCMを作り続けている。(まぁこれは"漢方"とか"生薬"とかの言葉を使いたがる薬品のCMにも言えるのだが)
ここ数年では「部屋干しトップ」も良い例だ。これは消臭機能を明確にうたった点で画期的だった。花王が「アタック漂白剤in」を出してきたことからもかなりシェアに脅威を与えたのではないかと思う。ただ、これは先進性はあったので、必ずしも誇張だとは思わない。香りが付けられていた他社製品でも同じような効果があったものの機能自体が違うので、自分としては納得出来た。イメージ戦略が上手い例としては十分だろう。
さて、元記事の新「トップ」だが、私は主洗浄成分(と言うことは全てではないと言うこと)に「パーム油を使う」事に関して何故新しさをうたうのか分からなかった。ライバル花王の「アタック」も油脂の主原料はもう何年も前からパーム油のはず。石油よりも扱いやすい所為かたいていの洗剤会社がパーム油を全量でなくてもかなりの割合で使っている。そんなことはライオンが知らないわけがないのだ。
それにパーム油比率が高い洗剤と言えば、準大手やそうでもないところには以前から多く、最近ではヤシノミ洗剤のサラヤの「植物性POW」などが注目を浴びている。すでにやってることをちゃんと消費者に伝えていくといった点でCMは重要なのだが、ライオンのCMはミスリードが過ぎると思うことが多いのだ。
逆に言えば、どの会社も元記事のように「環境破壊者」でも有りうると言うこと、大手は環境報告書も出しているので、その辺も参考にされたい。
ライオン
URL= http://www.lion.co.jp/index2.htm
花王
URL= http://www.kao.co.jp/
サラヤ
URL= http://www.saraya.com/
サラヤの「植物性パウPOW」のページ
URL= http://www.saraya-pow.jp/index.html
ちなみに洗剤は必ずしも"純石けん"が良い物ではない。泡による河川汚染は別にして、どの種類の洗剤にもアレルギーは存在するので、盲目的に使うと痛い目に遭う。筆者はアトピーではないが体を洗う洗剤には苦労していて、よかれと思った"純石けん"でかぶれるという痛い目にあったことがあるのでそれ以来怖くて使えない。ただ、個人的にだがシャボン玉石けんなんかには頑張って欲しいのだけどね。
シャボン玉石けん
URL= http://www.shabon.com/
こだわるって言う感じは非常に伝わってくるし、会社の経営方針にも何となくだが打たれるものがあるので。
しかし、本当に難しい時代になった。専門性が高まる中、作り手側の発信だけでは分からない事が増えた(だからCMはもっと慎重に作られるべきだと思う)。かといって受け手が各方面のスペシャリストになるのも難しい(もう少し考えるようになって欲しいとは思うが)。仲介に立つ消費者団体なども上手く機能しているとは言えない(何時になったらオープンな情報を出せるのか)。
消費者と供給者の良い解がないものだろうか?
別に年末に108本記事を上げるわけではない。まとめ記事のまとめ見出しであるだけの意味だ。
さて、昨日、帰りの電車の中で、たまたま目に入った全国紙の記事見出しに「おしゃぶりブロック」の危険性というのがあった。おしゃぶりブロックというのは何なのかよく分からないので国民生活センターの情報をとった。
どうも「おしゃぶり」と「ブロック」別々の話らしい。
国民生活センターのサイト
URL= http://www.kokusen.go.jp/
該当の元記事と思われる物
URL= http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20051207_1g.pdf
まぁその些末なツッコミはさておきさらに些末に突っ込みたいところがあったから記事を書いてある。
その記事見出しは「『化学物質』が使われてるから危険だ」というアオリなのだ。目が点になった。よく巷には決まり事でなく印象で科学用語が作られたり、誤用されて使われてあふれているが、これもその良い例だろう。
『化学物質』の定義が分かっていないか勝手に作ったかどちらかである。
『化学物質』という言葉は「化学式で表される物質」という意味が本来の物で、この世の物質はすべからく化学物質だと言っても差し支えがない。人工的に合成したというニュアンスが含められても、たとえばH2O(水)が普通、有害という印象はないだろう。元記事でも間違っては使われていない。辞書にも見出し語として余り採用されていないし、一般的ではないと思うが、記者が間違っているのだ。
環境省の化学物質対策の啓蒙パンフにも「元素と化合物のこと」と書かれている。
環境省化学物質リスクコミュニケーションに関する記事
URL= http://www.env.go.jp/chemi/communication/guide/index.html
ちなみに元記事中ではVOC(揮発性有機化合物)の経口時の危険性について述べている。これはトルエンやキシレンと言った有害性のある物が大半で、構造上含まれるC(炭素)の大気排出が問題であると言うことで、大気汚染防止法などでも来年から総量の規制が始まる。
何が言いたいのかというと、記者が危険性を周知するために記事を書き、情報を伝播することに関しては何にも異存はない。しかし、強く主張したいがあまりに誤用や誇大な表現を行うと謝った知識が一般に蓄積されていく事が問題なのだ。危険な物は正当に糾弾しては行かなくてはいけない事は重々分かっているが、こういった誤用が逆に意図的に騙す人間達に悪用されてしまうこともあるのだから注意しておくべきだ。
「お宅のここには化学物質が使ってあるので、こういう工事をすれば安心ですよ」
とか詐欺のネタは山ほどありそうだし、誤った知識を元に他人を糾弾したときにまともな知識で反論されてはどうにもならないだろう。
そのためにはやはり記者をはじめとした記事を表に出すルートの人間が知識を蓄える必要がある。”ジャーナリズム”ってヤツはなんだか政治や経済が花形で、他をおろそかにする気味がある。非常に心配だ。
最近聞いた話で頭を抱えたのは、携帯電話のペースメーカーへの影響が現れる距離が4mだと主張しておきながら、止めるのも聞かずに、年末の買い出しに人混みに出かける老主婦の話があるが、人混みの中でふと周りが携帯電話だらけな事に気づいてしまいパニックにならないことを祈る。ニュースソースは何だったんだろう?
商品の宣伝文句はもっと注意しないといけない。最近は定義付けを載せてるメーカーもあるようだがマイナスイオンだとかね。20年前のテレビ通販番組で低周波治療器を紹介するのに「この製品は電気で治療するのではなく電子で治療するので安心です」と言うのがあって、ひっくり返ったが全然進歩がない。
もっとも口コミでも伝播するので、全部マスコミや記者の所為にはしないが、根拠を与える行為なので十分気を遣って欲しいのだ。
でもこんなブログだけじゃまだまだだな。
この判決は、前判決を下した裁判官がやたらと画期的な判断を下す人だっただけに、納得できる。それに変な話だがマークの違いだけで機能の大本であるMSは訴えない、ジャストシステムは訴えるというねじれた訴訟だったので、これで決着すると良いが。
家電のソフトはパソコンソフトよりも完成度を上げざる得ない。家電がバグで動かなくなると言ったことになるとパソコンに比べて対処がしにくい上に、範囲が広範囲で大変になる。その上ノウハウをさらしたくない等の事情でプラットフォームもバラバラだし、金がものすごくかかって、実はコストの押し上げ要因になっている。こういったところで知財から押さえていこうとしたのだろうがこじつけが過ぎたような気がする。
Windows95が出た、訴えるなら10年前に訴えるべきだった。
私の中では、ネットが既存メディアの何を殺すのかは以前述べた通りで、ビジネスモデルの崩壊に過ぎない。「過ぎない」と言うのは、「ジャーナリズム」が本当にお金とか関係無しに成り立つ物で有れば、報道企業の存在が危うくても、何ら揺るぎないだろうと言うことだ。
しかし、一連の騒動の中でそうではないことがよく分かった。
企業としては基本的に金儲けの手段を考えていくことが食い扶持を支えている。ラジオが出てきた時に新聞が終わるような錯覚が有ったようだが、ラジオ欄を作って逆に新聞の売り上げは伸びた(最初にやったのは読売新聞だったか)し、そもそも紙の総覧性は未だに他のメディアを圧倒していると思う。新聞がそう簡単に減ることはないと思う(が、配布手段などはもう少し工夫があっても良いかも知れない。)ラジオだって生きる手だてはあるはず。如何にインターネットに広告収入を抜かれたとはいえ、在京のラジオ局は億単位の利益を上げている。多少後ろ向きでもそれなりの手段はあるはずだ。
しかし、しょせん報道はサービスを売る仕事だから、そのサービスが受け入れられなくなったら終わりだ。だからインターネットがどうとか言うよりも、コアコンピタンスをもう一回見つめ直すべきだろう。ジャーナリズムだけでは企業を支え切れまい。
しかも、その最後の砦と言うべき、ジャーナリズムが危ういのだから。
先日のJR西日本福知山線の脱線事故の報道は各社ともお粗末すぎる。ようやく落ち着き始めたものの、初期は速報を重んじるばかりか、検証がなされていない記事がどんどん出てしまい、事故原因などは二転三転どころではない有様だ。彼らは、個人に過ぎない専門家を一人二人言質を取ったことで満足してしまう(権威主義を批判するような記事が多いがまさしくこう言うのを権威主義というのだが)の呼び出して、それだけで説明しきろうとする。全く科学的でない発想だ。検証手段というものを勉強していないんだろうか?あるい故意にねじ曲げているのか、ミスリードの罠が多すぎて、読者や視聴者は混乱しているだろう。
とにかくまず不要な記事が多い。不要なコメントが多い。そういう者を取ってくれば仕事をしていることになるとはお気楽だ。
事故当日本当に必要だった情報の内、大阪の人間が困っていたのは「今日はどうやってあの区間を動けばいいのか」と言うことだった。阪神大震災の時もそういう話はあちこちで聞こえたのに、そんなことは全然報道に載らなかった。何も学習していない。
取材や報道という傘の中で視聴者や取材対象者を煽り、献花台周辺の似非被害者(あれだけテレビで注目されている場所が分かったら嘘でもついて自分の義勇を語る者が居てもおかしくないし、テレビが見ていることで人はまず演技してしまう。記者会見場での記者までがこんな調子だった。)やJR西日本職員に暴力をふるう輩まで(事件後1週間で20件以上と言う報道があったが実際はその5倍以上発生してるらしい。)出してしまうそういう怪しさを選別することなく流すのは本当の意味でのプロとは言えないと思う。
実は事件の日に私が大阪にいた事を自分の親に伝えたら、
「馬鹿な若い運転手が暴走しやがって」
と言っていた。普段はこんな事を言う人間ではないので驚いたのし、私はそのときには運転手の「事故の最終形態に至った走行のメカニズムと運転手の心神喪失状態を考えるべき」という結論を持っていたので、理由を言ってたしなめたのだが、このくらいのこと(事件の重大さと被害の甚大さに関係なく)製造業の人なら大抵知ってそうな、QCなどの信頼性工学に基づく検証手段を持っていれば、個々人を攻めるのではなくシステムやプロセスを検証すると言うことに簡単に行き着くはずなのだが、報道にはそんなことは関係なさそうだ。
被害者やそれにまつわる人が対応のまずさに言論で怒りをあらわにして、重大さを訴えるのは私は悪い手段ではないと思うが、記者によって、検証せねばならない情報まで、扇情的な記事に変えられてしまうと「アホか?」と思わざる得ない。
もしかしたら自称プロの集団はいつの間にか本当の意味ではアマチュアにすら劣る者たちが増えているのかも知れない。
そいつらが嘘を伝えてナンボだと思ってるところが、本当のメディアの危機なのかも知れない。
P.S.ホリエモンがライブドアPJの記事を引用して自分を養護するような記事を書いているが、このレベルの記事がたまたま1つではまだまだ。雇った記者、PJ、そして既存メデイアからの情報をうまく使って商売していって欲しいものだ。
ついでだがメモとしておいておこう。
ビックカメラがソフマップの筆頭株主に、資本・業務提携へ
URL=http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/355447
アキバの出店をヨドバシに対抗できるようにするという点、既存店舗の改装開発技術などを生かそうという魂胆だろうけど、アキバは良いけど、点在する小型店はどうするの?町田とかさぁ
と思うのだった。
それよりも何よりも、ポイントどうなるのかなぁ(^^;
NintendoDSは以前、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスで年末商戦に間に合わせきれなくて、販売機会を逃した任天堂らしく、カラーバリエーション無しで、数量も確保してギリギリの線ながら量販店に出荷しているようだ。初回出荷57万台中、51万台販売と言うことで、年度内に全世界で500万台という強気の数字を出している。商品がとぎれないので、「欲しくて欲しくてたまらん」と言ったような焦る感じはないのだが、それでも、クリスマスやお年玉の資金調達がかなった子供たちの食い付き次第では、一時供給出来ないときが来るのかも知れないなと思っている。
自分は任天堂ゲーム機はスーファミ以外は携帯ゲーム機しか知らないのだけれども、本体に搭載されているピクトチャットやGBA互換の選択設定などがあるので以前よりもにぎやかな感じになっている。(以前だと表示の速さとか飾り罫の選択とかそんな物だったはず。)
ただ、正直言って筐体デザインはダサイ。モッタリした感じで、それ以前と比べても、古くさい感じがするのだが、壊れにくさとか考慮した上ではないかなぁと思う。そういう意味でも無理は感じられなかった。
ただ、購入時にはタッチパネル側も上部モニタ側も液晶の保護シートが必須だろう。ヨドバシなどの体験用の機械はすでにもうボロボロだ。
ゲームとしてはタッチパッドとマイクを使ったゲームが多数出ていて、ネットでの感想を見ていると、しかもどれもそこそこの出来の様な気がする。まぁ最初なのでボリュームが物足り無く思うということもあるようだが、ゲームの方向性として今までと違うというのを見せられた気分だ。
ロムカセットにこだわったのも安さと起動スピードの確保など考えてのことだと思うが、今後無線LAN、ケーブルネットワークなど、このマシンのポテンシャルを使うようなゲームが出てくるとますます面白くなるのでは?と思う。
おそらく映画公開と何らかのシンクロがあると思われるポケモンもだが、逆転裁判シリーズのリリースが決定していて、確実にやってみたい。
PSPも初回出荷20万台即日完売続出で、あおりは良いが、相変わらずの初期不良多発のようだ。2ちゃん系ではUMD発射装置と揶揄される有様。まぁセガだって、任天堂だって初期不良はあるし、思い返せばサターンは良くソフトとの相性が悪くて壊れたりしていたが、対応は良かった。
また、PSPは分解写真が多数出ているが、集積度がDSよりもかなり高くしかも自社調達の高性能部品ばかりで、こんだけ市場に不良が流出するような状態だと歩留まりも悪そうだし、単純に製造のコストだけで考えても赤字くさい。営業や開発コストなどを考えると現時点では、やはり赤字なんだろう。しかも、かなり大きな幅の赤字のような気がする。その上、最初は初回出荷10万台(PS2を参考にしたと言う話)だったのを無理矢理2倍にして、この状態だから大変だ。どう挽回していくのかが見物だ。
SCEはイメージ戦略はうまい気がするので、定着するような気もするけどなぁ(でもエアボードみたいになるかも(^^;)
ゲーム機はシェアが物を言う部分はあるけれども、PSPに関しては、もう少し様子見かなぁ。確かに筐体は格好良いし、何かを期待させる物はあるけど、現時点でのゲームソフトは何が一番売れているのだろうか?「みんゴル」や「どこいつ」と言った物から、「リッジレーサー」が売れ筋のような気がするが、自分は「もじぴったん」が一番面白そうだってレベルだからなぁ。
ソニーも売る物がスゴ録くらいしかないんだから頑張ってほしいんだけどねぇ。(そうそう新型PS2がヨーロッパで売れてるらしいけど、またRoHS指令関係で輸出停止にならないように気を付けてねぇ。)
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
早野 龍五・糸井 重里/著: 知ろうとすること。 (新潮文庫)
淡々と行われた早野さんの行動を糸井重里との会談で表していく。その過程が胸を打つ。強い意志で本当に素晴らしい仕事をされた。その過程を知るのに最適な書だ。残念ながら何かの秘密が解き明かされるわけでは無いのでそういう方はもう少し別な本を探された方が良い。 (★★★★★)
山岸 きくみ/著: 誰にもあげない (幻冬舎文庫)
三池崇史監督作「喰女~クイメ~」の脚本家によるノベライズ。映画よりもミステリー小説的な書き方になっていて、楽しむ視点が変化している。情報補完をかねて映画を見てからの方が楽しめるのでは? (★★★)
原田 実/著: 江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)
と学会の歴史担当?原田実の「江戸しぐさ」検証本。偽科学ではないが、教育の場にまで忍び込び、恣意的で危険な思想なりかねないオカルティックな偽史の発生と発展をひもといて、まさしく正体を突き止めようとしている。問題はこのことが現在進行形で時の政府と結びついてしまったこと。情報を共有し目を光らせなくてはいけない。 (★★★★★)
松田 卓也/著: 間違いだらけの物理学 (学研科学選書)
疑似科学批判者として著名な松田氏の最新作。ただし、今回は物理側も間違うことがあるという例を自分の体験を踏まえて紹介していて、しかもその中身が今も間違ったまま流布されている物があるところが味噌。
批判眼と科学者としての矜持が垣間見え面白い。
個人的には揚力の話が一番面白かった。 (★★★★★)
ヤマザキマリ: プリニウス (1) (バンチコミックス45プレミアム)
こういう話は好きで、語られる蘊蓄が今の視点では浅はかに見えても、その当時どうだったのかはまた別の話。こういう貪欲な知への欲求があったればこそ、現在に至るわけで、そしてそれはこれからも変わらず進み行く物だと思う。 (★★★★)
ハシモト: ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (コミックジーン)
「となりの関くん」見たいな、他人観察型の視点の漫画。この手の話だと長く続けられないよなぁと思いながら読んでるとネットで見たようなネタが。どっちかがオリジナルんだろうけど、1巻は珍しく紙の方で買った。 (★★★)
桜井画門: 亜人(4)
(★★★★)
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